3月28日(木)14:00-15:30、紀伊国屋書店新宿本店にて、トークイベントに登壇させていただきます!
企画してくださったのは、『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』(くろしお出版、2019)著者の渡辺貴裕先生(東京学芸大学)。『リフレクション大全(授業づくりネットワーク No.31 通巻339号)』の企画・編集を手がけ、一部執筆もされている石川晋先生とともに、教師のリフレクションと学びについて、ざっくばらんにお話しさせていただきます。
日 時|2019年3月28日(木)14:00開始 13:45開場
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
参加料|◆500円
受 付|◆3月7日(木)よりお電話にてご予約を受付いたします。(先着50名様)
ご予約電話番号:03-3354-0131新宿本店代表番号(10:00~21:00)
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20190307100012.html?fbclid=IwAR38NlilpSIEGFlAkwDLBlU4RueHrnet_qmjKqsmopECuMh2fcMZAP-q25s
日が大変近くなっておりますが、本日(3/21)の段階ではまだ席に空きがあるそうです。
平日の日中ではありますが、
・「リフレクション」に関心のある方
・最近耳にする「リフレクション」って、結局「振り返り」とどう違うの?と疑問に思っている方
・経験からうまく学べていないように見える児童・生徒・学生・同僚などにモヤモヤしている方
・教師の学びや成長に興味がある方
・教育実習生や若手教員の指導に苦心している方
・よりよい教師になるために、自分自身どうリフレクションすればよいのか悩んでいる方
などなど、少しでもご関心の近い方がいらしたら、ぜひお申し込みいただければ幸いです!
3冊の本をまだ読んでいなくても、大丈夫です。
一方で、すでに完読していて、具体的な質問や意見などを著者にぶつけたい方も、大歓迎です!
なお、渡辺貴裕先生は『授業づくりの考え方』の「まえがき」で、以下のように語っています:
そもそも授業づくりに関して、どんな子どもたちや状況でも通用する絶対的な「正解」があるわけでもありません。教師は、自分が置かれた状況のなかでどう準備し、どうふるまうか、最終的には自分で考え自分で決めなければならないのです。
そのためには、授業づくりの考え方を身に付けることが必要になります。考え方を身に付けていれば、教師は、状況に合わせて柔軟に授業の組み立てを考えたり、臨機応変な対応を行ったりすることができるようになります。
そうした考え方を身に付けるうえで有効なのが、授業で起きた出来事をもとに振り返りを行なって、出来事の意味や背後にある発想、別の可能性などを考えるという学び方。実践のこうした振り返りは、教師教育の分野では「リフレクション(省察)」と呼ばれ、教師の専門性の伸長のために欠かせないものとみなされるようになっています。
メタの視点に立って、改めて教室の状況を、自身の実践を、そして自分自身をも見つめ直すリフレクション。
この「学び方」を通して、授業づくりの「考え方」を身に付け、教育のあり方について自分なりに善し悪しなどを判断するコンパスを形づくっていけるようにすることが、渡辺先生のように教職大学院で教える先生や、私のように端くれながらも教員養成に携わる者の役目なのかな、と私自身考えています。
また、石川晋先生は『リフレクション大全』の中で、
「今ここ」の対話とそこで起こるリフレクション
の大切さについて語っています。
人に会って対話することを回避してブログやSNSに頼っても、実践の意味あるリフレクションが日常的に確実に起こることなど期待できなさそうです。
とまでおっしゃっています。
私も、この考察にとても共感します。
誰に見せる目的も予定もない日誌を書き留め内省的なリフレクションを自ら促すことも、時には大切です。
でも、やはり、他者から質問をぶつけてもらったり刺激をもらったりする場面の方が、はるかに「気づき」は得やすくなります。
3月28日のトークイベントは、直接顔を合わせての「対話」の場です。
その場を最大限に生かして、参加者の方と登壇者との「対話」の機会もできるだけ多く設けて、
リフレクションという「学び方」を通して、授業づくりや教育の「考え方」の形成を促すためのヒントを
ぞの場にいる全員がより多く得て帰れるようなイベントにしたいと思っています。
2018年度の締めとして、多くの方と一緒にリフレクションについてリフレクションできれば幸いです!
